9月30日オホーツク網走マラソンを走って約1週間後の白老健康マラソン(10マイル)出走です。
フルマラソン後の体調はよほど気を付けないと
けがやらへんてこな感染症に悩まされていたみねごん。
今回のような短い期間で大会出走は異例中の異例です。
この大会はアットホームな大会で未就学児の400mトラック一周。
小学校1~3年生がそれぞれ学年別でトラック1km。
小学校4年生~6年生までのロード2km。
中学校~一般のロード5km。
そして高校生~一般の10マイル(16km)。
特にほほえましいのは未就学児、小学生のちびっ子たちが一生懸命トラックを走る様子。昔の運動会を思い出します。
そんなアットホームな大会に参加したのには実は不純な動機があるのです。
それは参加賞目当て。
10マイルはなんと白老牛のハンバーグ3個と卵20個。
これは完走賞ではなく参加賞!!
これを目当てに私と奥さん、そして娘が加わりみねごん一家3名で挑戦です。
例によって野幌森林公園を走る会のメンバーも10名結集。うち9名がオホーツク網走マラソンと連チャン。
当日は快晴。
スタート時気温17.9℃
南東の風ややあり。行きは追い風帰りは向かい風。
コースは山の方向へやや上り、復路はやや下りで比較的走りやすいか。
参加賞目当てとは言いながらも今回の大会では何を目標にしようか。
1週間前のオホーツク網走マラソン(フル)の16~17km地点でやや下り坂だったこともあってか6min/kmのみねごんとしては速いペースで走ったあの感覚。
短い脚ながらも大きくスウイングしていつものちょこちょこ走りではない走り方。
あの走りをどのくらいの距離走れるのだろうか。
この大会は16kmといつもの練習ランの距離と同じくらい。制限時間は2時間20分とランナーに優しい大会だ。今年最後の大会としてチャレンジしてもいいかも。そんな思いを抱いてスタートラインに立つ。
10:15a.m
今回は野幌森林公園を走る会メンバーと駄話をしているとスタートの号砲。
慌てて一斉にスタートする。
ラン友とぺちゃくちゃおしゃべりしながらトラック2周。
陸上競技場からは急な下り坂。
帰りはこの坂道を登ってトラックに入ることになるが、これは結構キツかもしれないとちらりと脳裏をかすめる。
一般道はフラット。ここで大きなスウイング走のリズムを取るようにしなければならない。
鈴木清和著「ランニング3軸理論」に提唱されているスウイング走法だが私の頭の中では2つのイメージがある。一つは太ももの筋肉(大腿四頭筋)を意識して足を前に出し両足を大きくスウイングするイメージ。そしてもう一つは左右の股関節付近を一本の軸が通っていて左右の先端にはクランクが付いている。クランクの円運動に連動して足がスウイングするイメージ。
このスウイング理論を2015年の北海道マラソンの1か月前に出会いお調子者のみねごん早速北海道マラソンにスウイング走法で走ってみた。結局ハーフを過ぎると脚の筋肉がひくつきその後は悪戦苦闘。なんとか完走を果たしたものの付け焼刃スウイング走法でひどいめにあってからは封印。
ただ今回は16kmと比較的短い距離なので何とかなるかもしれない。
いつものようにスタート直後はオーバーペースの6min/km。
大腿四頭筋を意識して股関節から大きく脚をスウイングするイメージで進む。ちょこちょこ走りより当然ペースは上がるがその分呼吸も荒くなる。しかし先日のフルを走ったせいか意外に苦痛は感じない。問題はどれだか長く耐えられるかだ。
フル後は走っていないが筋力低下を防ぐため1度9kmのウォークをしている。
陸上競技場を出てからしばらくは白老町の住宅街を6min10sec/kmのやや早いペースで進む。そしていよいよ上り坂。
上り坂とはいっても極端な斜度ではない。やや上っているかなぁという印象だが人間の体は敏感で負荷は確実にかかっているはずだ。ただ、オホーツク網走マラソンでも感じたが上り坂を見て怖気づいてしまうことは走りにとってマイナスに働くこともある。今回は意識せずに進む。相棒ガーミン君に目をやると6min15sec/km前後で進んでいる。
なかなかいい感じだ。
ただ今回のガーミン君心拍数を読み取っていない。網走マラソンでも不調だった。いつものランとは負荷が大きいと思うが客観的なデーターとして確認できないところが残念だ。
白老健康マラソン | 網走マラソン | 当別スウェーデン | 岩見沢トレイル | |
距離(km) | 16 | 42.195 | 21.0975 | 15 |
最大標高差 | 64m | 157m | 100m | 140m |
上り平均斜度 | 3.6% | 5.8% | 3.3% | 6.6% |
白老健康マラソンは往復コースで2か所の給水ポイントがある。1ヶ所目はスタート4kmの高速道路高架橋下だ。スピードにものっているので走りながらカップをゲット。そして走りながら給水。最近は走りながら給水も上達してきた。
このあたりもペースは少しダウンしたとはいえ6min15sec/km。奥さんもつかず離れずついてくる。走りはむしろ私より軽やかだ。それでも上りの方は私の方が若干早いか?娘の方は走り込みが足りないせいか遅れているようだ。いづれにしても折り返し地点を過ぎれば確認できるはず。
右車線には早くも折返しの選手が見えてきた。走る会のメンバーやら顔見知りのランナーが1人また1人と手を振りながら過ぎ去っていく。
「折り返し地点までもう少しだよ~~」の励ましの言葉で力が入る。
最後の右ドックレッグを曲がったところで折り返し地点の第2給水ポイントが見えてきた。ここでは歩きながら給水。
さてここから8kmの下りだ。少しは楽になるはず。奥さんもぴたりとついてくる。しかし下りだと思っていたがよく見てみると所々アップダウンしながらの下り。登っているときはず~~と上りだと思っていたらそうでもない。ちらりとガーミン君を見てみると6min/kmを切っているようだ。娘も走る会メンバーと一緒に走っている。そして第1給水所で最後の給水。あと4km。いつもの練習コース 町内1周の距離だ。住宅街まで来たがここからはフラットなコース。それまでの下りからフラットになるとやけに負荷を感じる。奥さんは相変わらず軽い足取りで抜きつ抜かれつ。こんなところで抜かれたらみっともないかも。息は上がってきたが脚を止めずに競技場へ。そしてあの競技場に入る最後の上り。ゼイゼイ息を切らしながらも足を上げて登る。この時はスウイング走法ではなく野幌森林公園の上り坂を登るときのように大きく太ももを引き上げて一気に登る。そしてトラック一周だ。奥さんも息を整えて並んでトラックを走る。先にゴールをしたラン友から熱い声援を受けながら同時ゴール。
記録は
1:39:35(ペースは6'13"44/km)
今回は奥さんとてをつないでゴ~~ル
ではないが全く同タイムでゴ~~ル。
娘も無事に完走しました。
そしてみねごん一家
待望の参加賞3人分
ハンバーグ9枚
タマゴ60個
をゲット。
メデタシメデタシ
【完走後】
走り終わった後はラン友と温泉&食事。
走ることも楽しいが終わった後のお風呂と食事はもっと楽しい。
野幌森林公園を走る会の月例走会終了後もお風呂と食事は外せない。
ところでどこに行く?
近くの虎杖浜(とはいえ車で1時間かかりましたが)に少し古いが広くて味のある「ホテルほくよう」があるとのこと。
昭和か大正の時代にタイムスリップしたようなホテル。
そうそう大会受付時に戴いたイベントクーポン券があったっけ。みねごん一家@500円の入浴料から100円引き券を利用。
お風呂はとにかく広い。タイル張りの洗い場そしてあつい、ふつう、ぬるいの3つの大きな湯舟がある。奥のドアから長い渡り廊下を進むと今度は大きな露天風呂2つ。ぬるいのとふつう。
行儀の悪い人なら泳いでしまいたいほどのお風呂だ。
そして昼食
虎杖浜と言えばたらこ。
そこでたらこ屋虎杖浜へ。さすがにお客さんが行列をつくっている。
たらこ屋スペシャルのたらこ丼をチョイス。
といってもたらこが乗っているだけではない。タラものっている。
おまけにサーモンといくらまで。ダブル親子丼だ。
これを太平洋を見ながらの屋外で舌鼓。
ここでもイベントクーポン券が大活躍。
さつま揚げがサービス。
ん?
待てよ。
このクーポン券2017年?
有効期限が切れているんじゃない?
ほかのラン友に確認したところそんなものはもらっていないとのこと。
数日後大会本部に確認してみた。
確かに期限切れクーポン券を配布したが途中で気が付き配布中止したとのこと。
早めに受付した人には配られたようだ。
私:「使っちゃいましたよ。」
担当者:「え~~~」絶句。
なんとものどかでほっこりした大会を経験しました。
2018/10/13 記